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「国語指導の現場で困っていることや、出口に聞いてみたいことを教えてください。」
 昨年、高校国語科の先生方の集まりに参加させていただいた際、このようなアンケートを行ったことがあります。
これに対し、予想を上回る数の回答が寄せられました。

 

   「高校国語で指導しなければならないこと、3年間での指導計画」
   「論理力を向上させるための具体的指導法」
   「中高一貫校での現代文、小論文の指導について(年度ごとの到達目標や指導のあり方など)」
   「『書く力』『読解力』『思考力』の伸ばし方」
   「対人関係能力の向上に結びつくような国語指導法」
   「学力差のある生徒に対する指導法」
   「『国語』の重要性について理解させる方法」
   「国語科における『教科書指導』について」

 

 いかがでしょうか。
 具体的な指導方法に悩んでいらっしゃる先生方から、「国語教育のあり方」そのものに疑問をお持ちの先生まで、
指導の現場では、多種多様な悩みが存在することがわかりました。

 

 昔気質の「国語は感性を磨く教科だ」という声、あるいは「生徒のセンス、感覚に負う部分が大きい科目だ」という半ばあきらめのような思い。
これが長年、国語の先生を取り巻いてきた実情といってもいいでしょう。
 一貫した解法がない(と思われている)から、どう指導したらよいか分からない。日本語だから、あらためて一から学習しなくても、
とりあえずは「読め」て、「解け」るだろう(と思っている)。ここに大きな誤解が潜んでいることは言うまでもありません。
だからこそ、上記のアンケート回答のように、学校現場から悲鳴に近い叫び声が上がっているのです。

 

 実は、国語にも一貫した解法が存在します。
 ・言葉の規則に着目し、日本語を正しく使いこなす訓練を行うこと。
 ・従来の指導方式を変革し、『論理力』を軸とした教育方法に変えること。

これにより、「国語」教育にまつわる諸問題のほとんどが解決されると出口は考えています。

 

 志ある先生方と意見を交換し合い、あるべき国語教育について示唆を受けたい。
研修会やHPを通して、授業スキルの向上を目指す先生に出来るだけの協力をしていきたい。
——このような志から、ビジネスの枠を超えた「国語教育改造計画」が、いま始まろうとしています。

 

 今夏以降、このページでは、研修会や指導例のご提供など、さまざまな事例や実践を通じて、
教育現場で戦っている先生方のご支援をさせていただきたいと考えています。
その第一弾として、「教科書を論理的に解くアプローチ」模擬授業や、「先生に向けた小論文指導講座」など、
現代文・小論文指導法の解決策を提示する研修会を現在企画中です。
 ぜひともご一緒に、日本語の未来・国語教育の未来を切り開いていきましょう。

 

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