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 本日、『国際バカロレアを知るために』の出版元であります水王舎様とシンポジウムを共催させていただいておりますが、私どもイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンがどういう会社なのか、なぜこのような形でイベントを開催させていただいているのか、少しだけお話しさせていただければと思います。
 私どもイー・エフ・エデュケーション・ファースト社は、1965年にスウェーデンで創業した、もともとスウェーデンの会社です。世界45校ほどの語学学校の運営、オンラインの英語のコンテンツの提供など、国際教育を主軸としたビジネス展開を世界各地で行い、世界各国の方々が自分の国だけではなく、他の国へと大きく羽ばたいていくための教育を民間企業として提供しております。その一つとして、国際バカロレアのプログラムを実施している学校を、イギリスに2校、アメリカに1校、実際に会社として運営させていただいております。
 今回このイベントを共催させていただいたのは、私どもの会社が国際バカロレアのプログラムを提供しているからというわけでは決してありません。日本の教育、日本の現状を見たときに、この国際バカロレアがこれからの日本には間違いなく必要になると思っているからです。
 私たちのお客様は大学生や教育関係の方が多いのですが、今の時代の流れの中で、日本の教育がこのままで良いのか、われわれが提供しているカリキュラムが、本当に今の若い人たちがグローバル化の中で戦っていくために必要なプログラムになっているのかどうか、という疑問を感じてらっしゃる方が非常に多いです。われわれも、これから世界で戦っていくために必要なスキルを身につけていただきたいという思いで、語学というプログラムを提供していますが、やはり教育が変わらない限りは、日本の社会は変わっていかないと思います。
 先ほど北城先生もおっしゃっていましたが、この国際バカロレアというプログラムは、これから必要とされるスキルが身につくものです。今までの暗記型の学習ではなくて、本当に新しいものを作りだしていく力、イノベーションを生みだす力、論理性などが育まれるプログラムだと思っております。今後、国の政策の下で大きく展開されていこうとしていますけれども、これをきっかけに日本の教育が大きく変わることを願っておりますし、民間企業として何かその一助になればと思っております。ここにいらっしゃる方々も、そういう危機感なり思いを持っていると思いますので、ぜひ多くのパネリストの方々も含めて、有益なディスカッションができればと思います。



共催者挨拶 中村涼之介(イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社代表取締役社長)

中村涼之介

中村涼之介