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出口汪 和田秀樹

和田   私は元々理系で、その上、心情読解問題が苦手ということもあり、正直、昔は国語を重視していませんでした。『受験は要領』という本の中で、「国語は少女漫画でも読んでいたらいい」というように極めてさらりと流したほどですから(笑)。
 しかし、最近の若者たちと接していくうちに、彼らが「国語」という科目ができないどころか、「歴史の教科書も読めない」という実態がわかってきたのです。東京書籍で物理の教科書の編集委員に選ばれた際も、現場の先生から「生徒が物理の教科書を読めない」と伺いました。 そういうこともあって、ここ10年ぐらいの間でしょうか、論理的なものの読み方・考え方の重要性に急速に関心を持つようになってきたのです。
出口  そういえばこの前、苫米地英人博士と対談した際も、「自分が高校の時に教えられたのは、現代文ではなくて現代文学でした」と、同じようなエピソードを伺いました。
 昔はそういう時代でしたね。僕がこの仕事を初めた頃は、「国語という科目は、やってもやらなくても成績は変わらない」と、頭の良い子ほど思っていたのです。当時は方法論がありませんでしたから、事実その通りだったと思うんですよ。
和田  かつてはね。
出口  ええ。文学と混同されてしまったり、あるいは、英語・数学は、意識して学ばなければ絶対に解けるようになりませんが、国語は「日本語だから普通に文章が読めて話せる以上、特に意識して学ぶ必要はない」という風潮が常識でしたからね。
 ですので、僕が最初に「現代文は論理だ」と言った時は、多くの国語講師からバッシングを受けました。
 




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和田秀樹氏

和田秀樹 プロフィール

1960年大阪生まれ 1985年東京大学医学部卒その後、東京大学精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医、国際医療福祉大学大学院教授、一橋大学国際・公共政策大学院特任教授。2007年12月に初監督作品の『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭でグランプリを含む4部門で受賞するなど、映画監督としても今後は活動予定。
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2012/2/13

■出口式BOOKS~新刊「論理的に考える技術」が発売になります!「編集者のつぶやき」公開しました。

2012/1/13

■メディア掲載情報を更新しました。出口汪が【メタ記憶】についてレクチャーした記事が読売新聞に掲載されました。

2011/11/29

■対談真剣勝負~第7回対談の第3部公開しました。お相手は和田秀樹さんです。

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