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やりなおし高校国語に
やりなおし高校国語
 

本書は、教科書の定番作品、つまり「名作」を収録しています。これらの名作を出口先生と一緒に読むことで、文章の読み方を知り、芸術について深く考え、私たちの人生にのしかかる様々なテーマについて、認識を深めることができます。
仕事や日常生活に必要な論理力、読解力、記述力などを鍛えることはもちろん、現代を生きる私たちにも大きく影を落としている「近代」についても知ることができる一冊です。


【本書の内容】


    一学期 「論理」の基本を身につける
  • 第一講 山崎正和「水の東西」――「イコールの関係」「対立関係」の論理を習得する
  • 第二講 清岡卓行「失われた両腕」――文章を通し芸術の本質を考える
  • 第三講 森鷗外「舞姫」――文学作品の「客観的な読解」を身につける
    二学期 自分勝手な「読解」からの解放
  • 第一講 丸山眞男「「である」ことと「する」こと」――論理的思考を養成するのに最適な教材
  • 第二講 夏目漱石「こころ」――現代を生きる大人こそが読むべき漱石の「遺言」
    三学期 「時代背景」を理解して、読む
  • 第一講 小林秀雄「無常ということ」――難解な「随筆」を攻略する
  • 第二講 中原中也「サーカス」――詩を読む技法を身につける
  • 第三講 葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」――正しい時代背景の知識をもとにして読解する
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「編集者のつぶやき」

筑摩書房 河内卓

今回編集作業をしていてわかったのは、高校生の頃は、教科書で読むこれらの作品について、何にもわかっていなかったということです。
たとえば森鷗外、夏目漱石の作品を読んでも、高校生の頃の私は「近代」について考えることはありませんでした。なんとなく、ぼやーっとあらすじを追っただけで、これらの作品を通して知れる豊かな世界を、素通りしていました。
そのような豊かな世界に触れる読み方は、本書で出口先生が述べている通り、高校生にとっては無理なことだったのかもしれません。でも、大人になった私たちならば、出口先生の助けを借りれば、その長年の「宿題」をこなすことができるのではないでしょうか。
また本書は、様々な作家の作品を収録していますので、更なる読書への出発点、ブックガイドともなりうるでしょう。
本書をきっかけとして、文学を読むことの面白さを皆様と分かち合うことができたならば、とても幸せです。