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思考停止状態が日本を滅ぼす

2013.07.21

思考停止状態が国を滅ぼす

投票に行ってきました。

おそらく自民党の圧勝。

投票率も低いかもしれません。

今回の選挙は、憲法改正・TPP・原発再稼働・消費増税と、日本の将来、私たちの将来を決定する非常に大切な選択です。

しかも、衆議院に続いて、自民党が参議院でも過半数を獲得し、ねじれ国会が解消されると、何でも思いのままです。

 

人それぞれに思想があり、人それぞれに考え方があるから、今、自公政権の是非は問いません。

私が憂慮しているのは、こうした重大な問題に対して、私たちは本当に深く考えて行動しているのかということです。

 

小林秀雄が昭和27年、戦後の混乱期に孔子の中庸を引用し、考えることの自立性の救助を訴えました。孔子の中庸は、「右と左の真ん中を行け」ということではなく、「自分でものを考えよ」ということであり、実は世の中にこれほど難しいことはないとしています。

戦争中は、誰もが戦争を賛美し、それに異を唱える人間をすべて「非国民」「赤」と決めつけ、排除しました。

それが昭和27年、戦後まだ7年しかたっていないのに、今度は一転してアメリカだ、民主主義だと言ったのです。

誰も自分で考えようとはしなかった。

 

世の中が極端に傾くのは、日和見主義者が大多数を占めるときです。

彼らは自分でものを考えようとはせずに、安全なところに身を置いて、じっと世の中の流れを観察しています。

私たちが見えないところで権力争いがあり、均衡がとれている場合には、世は平和に収まるが、どちらか一方に権力が傾いた瞬間、大多数の日和見主義者達がどっとその流れに乗っかろうとするから、世の中は大混乱に陥るのです。

昭和初期のマルクス主義から軍国主義へ、そして、アメリカ隷属へと、日本は極端から極端へと傾きました。

小林秀雄はその時「何だ、日本人は何も考えていなかったんだ」と嘆いたのです。

 

今は情報化時代。

膨大な情報の垂れ流しにより、私たちは以前に増して情報を鵜呑みにして、ものを考えなくなってしまいました。

日和見主義者はものを考えない人間です。情報の流れに身を任せ、権力者が操作したその流れに、無自覚のまま乗っかってしまう人たちです。

そうした日和見主義者が増えた時こそ、実に危険な時代なのです。

 

私は今、「頭が良くなる無料メルマガ」を発刊しました。

すべての人が自分の頭で考える人になってほしい、と願いつつ。

今、日本は滅びつつあります。

数十年後に、あの時ああしていたなら、と後悔しないためにも、私はわたしのやるべきことをします。

私にしかできないことをやります。

誰もが自分でものを考えるようになったなら、物事は極端に傾かずに、微妙な均衡を取り始めます。

そのためにも、自分でものを考える技術を一人でも多くの人たちに伝えていきたい、それが私の使命だと痛切に感じています。

 

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できたら、多くの人にシェアして貰いたい。

みんなの力で日本を守るためにも。

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