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出口汪の日本語論理トレーニング本日発売

2012.11.20

小学生版論理エンジンの「日本語論理トレーニング」は本日発売されます。書店によっては店頭に並ぶのは二、三日後かもしれません。

実は、このシリーズは日本の教育を根底から変える可能性をもっているのです。なぜなら、論理を日本語の一定の規則にしたがった使い方をし、それを小学生から習熟させようとするものだからです。

「頭がいい・悪い」は先天的なものであり、確かにそれを否定することはできません。ところが、論理力とは言葉の使い方である限り、それは後天的なものであり、学習・トレーニングによって習得すべきものなのです。今までの子供達はそういった訓練を一切受けてこなかったので、詰め込み学習を受け入れるしかなかったのです。

 そして、学習や知的生活、そして人生において威力を発揮するのは、生まれつきの頭の善し悪しではなく、実はこの後天的に獲得すべき論理力なのです。

 本書は各学年別に論理力を独自の方法で体系的に鍛え、国語だけでなくあらゆる科目の学力を伸ばしていきます。

 「日本語論理トレーニング」で論理力を鍛えた子供達が日本中にあふれてくると、確実に日本教育、いや日本そのものが変わっていきます。

 他にも革命的な試みが多く仕掛けられています。僕は本気でこのシリーズで日本を変えようと思っています。それが僕が今自分に課せられた使命だと信じているからです。

 どうか一度書店に行って手に取ってみてください。

続・ある日の惨劇

2012.11.18

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まだ生まれて間もないころです。


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ある日の惨劇

2012.11.18

少し前の出来事ですが、ある日、家に帰ってみるととんでもないことが起こっていました。私は長年パピィーウォーカー、繁殖犬ボランティアを続けていて、その時はちょうど我が家の繁殖犬が十匹の子犬を産んでいました。戸を開けると、親犬が訴えかけるように飛びついてきました。一体何が起こったのだろう。おそるおそる家に入ってみると、十匹の子犬の鳴き声が聞こえてきます。

我が家の今は大きな掘りごたつになっていて、その中に十匹の子犬たちが入り、懸命に出ようとそれぞれがジャンプを繰り返していたのです。大きなサークルに入れておいたのですが、子犬たちはそれに体当たりして、脱出し、さんざん家の中を駆け回り、そして、愚かなことに十匹ずつ順番に掘りごたつの中に落っこちていったのでしょう。兄弟犬が落っこちるのを見たなら、気をつけると思うのに、なんと十匹全部が掘りごたつに落ちて、そこから脱出できなかったのでありました。


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小学生版論理エンジン見本完成

2012.11.17

小学生用の論理エンジン「日本語論理トレーニング・論理エンジンJr」の

見本が昨日届きました。予想した以上に素晴らしいでき。来週の前半頃には書店に並ぶと思います。早く皆さんにお届けしたいなあ。


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「出口汪の論理的に書く技術」ソフトバンク文庫

2012.11.13

ソフトバンク文庫のゆいシリーズ第三弾、「出口汪の論理的に書く技術」が、今月17日に発売されます。

「論理的に考える技術」「論理的に話す技術」の続編で、僕がOLゆいに個人教授するといった内容で、対話形式になっています。このシリーズはどれも発売直後から増刷続きです。

今「試し読み」ができるみたいなので、よかったらどうぞ。

http://www.facebook.com/SBCrBooks/app_303490229691376

「「考える力」を身につける本抜粋2

2012.11.11

「「考える力」を身につける本」(フォレスト新書)」の一部を、また紹介します。

「パラダイム」の転換
パラダイムというのはその時代を支える根本的な考え方である。
そして、時代の節目節目にはパラダイムの転換が行われる。
天動説から地動説へ、万有引力から相対性理論へと、そのたびに過去の常識はすべて新しい常識へと塗り替えられる。
日本でも幕末から明治維新、軍国主義から戦後の民主主義へと、パラダイムの転換が何度も行われた。
そして、今。
日本において、まさにもっとも大きなパラダイムの転換が行われようとしている。
その要因は、大きく2つある。

「模倣教育」からの変換
戦後、日本は欧米の技術をひたすら模倣し、安価で高性能な製品を世界中で売りさばいてきた。そのため、日本の教育はいかに模倣・模写するかに重点を置き、そのために訓練として算数・数学と暗記科目が使われてきたのだ。
そして、知的エリートとなるためには何よりも翻訳力が重視された。だから、今でも文系・理系を問わず英語力が入試の決め手となるのである。
当時の知的エリートが欧米の新しい思想・技術を翻訳し、それをすべての国民が日本語で理解するシステムが、国家をあげて完成されてきたのである。
今の、政治家、官僚などは多くは、そうした模倣教育での勝利者たちなのである。彼らは、何かことが起これば、先例や欧米での成功例を持ち出し、それに従おうとする。ところが、今、目の前に起こっている事態は誰もが経験したことのないことであり、無理矢理彼らが学習した先例に当てはめようとすればことごとく失敗する。

「勉強の面白さ」に気づくと、人生は劇的に変わる!
一般企業においても同様で、自分で物を考える人間は、変わり者として排除される。欧米の優秀な技術を模倣するためには、不必要な人材だったのだ。
そして、パラダイムの転換が起こった。
今や、中国やインド、韓国や台湾などが、かつて日本が成功した模倣のシステムを取り入れ、大量に安価で優秀な製品を生産し始めた。彼らは豊富な資源と安価な労働力を持っている。
私たちは世界の最先端で、どこの企業よりも新しい技術を開発していかなければならないのだ。そこで必要とされる能力は模倣・模写ではなく、新しい物を生み出す力、すなわち「創造力」なのである。
ところが、私たちが強いられてきた教育は、旧態依然の模倣教育だったのだ。

「情報社会」への移行
もう一つは、ネットを中心とした情報社会への移行である。私たちは膨大な情報の中で、何か真実なる情報なのか、自分にとって必要な情報は何かと、一人一人がそれを判断する必要に迫られている。しかもその上で、正しい判断をしなければならない。
誰もが同じ情報を得て、誰もが決められたレールの上でビジネスをしていく時代は終わったのだ。それに気づいた人だけが次の時代の勝利者になれる。
そのために自分の頭脳を武装しなければならない。
目の前にパソコンが一台あれば、いや、パソコンがなくてもスマートフォンさえあ
れば、誰でも世界中の情報にアクセスができる。自分のアイデアを世界に向け
て発信ができる。
これこそがパラダイムの転換なのである。
今や、不動産や自動車から、ファッション、食料品、書籍まで、ネットで買い物が
可能なのである。近い将来、コンビニと運送業者以外の、ほとんどの商店は必要としなくなるだろう。
日本の産業構造自体が大きく変貌する。
あなたは来る時代に備えて、自分の頭脳を鍛え込んでいるだろうか?

「日本の教育を変える」無料講演公開

2012.11.10

シダックスの志太最高顧問が主催する「希望あふれる日本オープンセミナー」での僕の講演が公開されました。無料でこの動画をご覧いただけます。

日本の教育のどこがおかしいのか、それを歴史的経緯から分かりやすく説明しました。さらに、今の教育の問題点、そして、これからの教育はどうあるべきなのか、様々な問題を提起しています。ぜひご覧いただきたい講演です。

http://www.kibounippon.jp/seminar/study/play.php?movie=20120719deguchi

Rの法則明日放映

| コメント(1)2012.11. 7

NHKEテレビ「Rの法則」、明日(木曜)放映です。6時55分から7時25分まで、深夜12時に再放送です。

二十人ほどの高校生タレントに漱石の「こころ」を語ったのですが、まさに異次元空間、僕一人が別世界の人間でした。

果たしてどんな番組になるのか、僕も全く見当がつきません。ただし、不思議な番組になったことだけは間違いありません。僕としては今の高校生に、答のない、しかも大きな存在と対峙することの大切さを伝えたかったのです。

以下、プロデューサーのメールの一部を無断で掲載します(ごめんささい)。

お世話になります。

編集、順調に進んでおります。

最初は軽めの恋愛話で喜んでいた10代が、

親友の自殺・・・人の心の不可思議さに共感したり、

文学の深さ・・・わからないことだらけの中に、

自分自身をみつめなおす・・・

ちょっと不思議で、ためになる番組になっている

と思います。

出口先生が的確にビシッと解説を入れて下さって

全体がひきしまったと思います。

ありがとうございます。

「「考える力」を身につける本」本日発売

2012.11. 6

「「考える力」を身につける本」(フォレスト新書)、本日発売です。そこで、本文の一部を紹介します。

人が最初に死に物狂いで勉強するのは、おそらく受験期ではないか。

たいていは、そのときに自分なりの勉強の仕方を習得することになる。

いったん身についた勉強法は、人生の途中でなかなか修正することが難しい。

人は受験期の勉強法を、一生続けるのかもしれない。

それならば、合格することよりも、どのような勉強の仕方をしたかのほうが、むし

ろ重要だったのではないか?

勉強は「楽しいから」するもの

勉強は本来遊びだった。

その遊びが高度に発達したのがギリシア時代、日本では平安時代の後宮においてである。ギリシア人は基本的には働かなかった。働くのは奴隷の仕事である。だから、彼らは一生遊んでいればよかったのである。

といっても、今のようにテレビも漫画もゲームもない。彼らの遊びは学問であり、

芸術であり、哲学であり、文学であり、音楽だったのだ。

生涯にわたって遊び続けるには、より高度なものを要求するようになる。そうして、ギリシアで哲学や文学を中心に、今でいう学問が発達した。平安時代に「遊び」が管弦楽のことを意味したのも同じ理由による。

遊びと対極にあるのは仕事である。遊びは本来自由な行為であり、面白いから遊ぶのであり、それに飽きたなら遊びを中止するか、別の遊びを考え出すだろう。それに対して、仕事は自由を制限される。いやなことも時にはしなければならないし、いかに物を生産したのか、利益が上がったのか、その結果が問われるのである。近代合理主義はいかに生産力を高めるかであり、それは遊びを軽視するイデオロギーだった。おそらく多くの人は子どものころ親に「遊んでばかりいないで勉強しなさい」としかられた経験があるだろう。本来、「勉強」は「遊び」であり、この親の言葉は矛盾に満ちた言説であると言える。

この時、遊びであった勉強は、いつの間にか仕事へとすり替わってしまっただ。

遊びであったならば、楽しくて仕方がないからするものであった。そして、生涯にわたってその遊びを楽しもうと、勉強の仕方を工夫したはずである(子どもの遊びでも、より楽しくなるために様々な工夫をする)。

ところが、仕事ならばいやなことでも我慢してしなければならず、いかに偏差値が上がったのか、大学に合格したのか、その結果だけが問われるのである。

そうやって、私たちはいやな勉強を押しつけられ、ひたすら得点獲得の競争に参加させられてきた。そこでは、勝者だけが意味を持つのである。ところが、そうやって詰め込まれてきた勉強が、果たして社会において役に立つのであろうか?

必死になって記憶した知識は単なる知識として生かされることなく、次第に忘却の彼方へと消えていく。教師たちは子どもたちに「がんばれ」という。成績が芳しくないと、子どもたちの努力不足のせいにする。なぜ勉強がこれほど楽しいものだと教えなかったのか?

子供達はそれが楽しければ、生涯にわたって勉強し続けるのである、そうした供達を育成することこそが、教師の力量なのではなかったか?

勉強は苦しいものだ、だから、我慢しなければならないと信じ、合格を勝ち得た人は、たとえ東大に合格しようとも、努力する必要がない限り、これ以上苦しい勉強をしようとはしないだろう。彼らは人生おいてやがて敗者となるに違いない。

それに対して、たとえ志望校に合格できなくても、勉強の楽しさを知り、生涯にわ

たって勉強をし続けたなら、その方が人生においてははるかに成功するのである。それなのに、多くの人たちは受験時代に間違った勉強法を強いられ、社会人になった今でもその方法にしがみついている。受験時代に成功した人ほど、その勉強法から離れることが難しくなっている。

あなたはその方法で生涯勉強していくのだろうか?

私には今一度、自分がどんな勉強の仕方をしているのか、改めて見直してみることが大きな意味を持つと思えるのである。

全国講演ツアー

2012.11. 4

昨日、東京会場で高校の先生方対象の講演、今は自宅で執筆中です。来週末から、講演続きなので、早く風邪を治さなければ。

10日(土曜)香川誠陵、12日(月曜)金沢会場、14(水曜)札幌会場、12日プール学院、21日大阪会場、27日(火曜)仙台会場。

どこかでお会いできればいいですね。

「「考える力」を身につける本」「はじめに」

2012.11. 2

「「考える力」を身につける本」(フォレスト出版)が、いよいよ今月の五日に書店に並ぶようです。この本はまさに僕の勉強法の決定版とも言えるものです。受験生だけでなく、社会人対象に書いたものなので、誰でも自分の勉強法を見直す一冊になっています。

ということで、今回は「はじめに」の一部分を抜粋します。

 『カリスマ受験講師の「考える力」をつける本』(三笠書房)を刊行したのが、
2000年の12月、幸いにもこの本は多くの読者に受け入れられ、ベストセラーになった。
 あの頃は、まだ、予備校の講師が仕事の中心だった。だから、主に受験生を対象に「考える力をつける」ための勉強法を提案したのったが、その後、私の関心はビジネスパーソンの勉強法へと移っていった。私の仕事自体も、予備校の仕事から教育全般へと広がっていくにしたがって、ビジネスパーソンこそ「考える力」をつけるための勉強法が必要ではないかと思ったからだ。そこで、今回、三笠書房版をビジネスパーソン向けに全面的に書き直そうと思った。
 本書は、まさに、ビジネスパーソンが生涯にわたって必要なスキルを身につけるための、本物の学習法となっている。人が人である所以は、絶えず学び続けることにあると、私は信じている。人は生きている限り、経験からあらゆるものを学び取っていく。それは、考え続けることでもある。

 パスカルは、「人は考える葦である」といった。私はこの言葉を実に単純に理解している。人は葦のようにちっぽけな存在だが、考え続けることによって、初めて人たりうると。
 私たちは自分の置かれている環境を少しでも正確に理解し、より豊かに生きたいと願っている。ところが、現代は膨大な情報の波に流され、自分がいまどこにいて、どんなところへ行こうとしているのか、つかみづらくなっている。そればかりではない。現在、私たちは歴史的岐路に立っている。いままでの価値観
がすべて崩壊し、既成のやり方がことごとく通用しなくなっている。
 いまこそ、私たちは学ばなければならない。より深く、正確に知り、それによって、考えねばならない。私たちに必要なのは、高度な専門知識ではない。世界全体を見渡し、歴史という直線的な時間の流れの中で自分の置かれている位置を知るという俯瞰的視点である。そのために、もう一度、自分の勉強法を見直してみるのも、無駄ではないはずである。勉強は、決して苦痛ではない。人生を豊かに生きるための最強の武器であり、それどころか、その人の生き方にもつながるものである。
 一生のどこかで勉強の面白さに気づいた人と、そうでない人─結局、人はその二つに大別されるのではないか。そして、勉強が楽しくなるためには、正しい勉強方法を知らなければならない。有効な頭の使い方を覚えなければならない。それだけで豊穣な人生を手に入れることができるのだ。
 高校生、受験生、大学生、社会人、そして、主婦、そのそれぞれの人がどのような勉強の仕方をしてきたか。本書がそれを見直すきっかけになると同時に、より有効な勉強をするための契機になればいいと思う。

 本書のいたるところに、ヒントがちりばめられている。それらは知の起爆剤であるとともに、勉強法のヒントであり、そのまま人生のヒントにもなるであろう。

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