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首相交代劇22010.06. 9 |
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「鳩山・小沢辞任劇」のストーリー
今回の辞任劇はまさにクーデターに近いものでした。僕なりの推理を書いてみようと思います(あくまで推理であって、事実は藪のなかです)。
まずこの辞任劇を仕掛けたのは、鳩山か小沢か。どちらの見方をするかで、この劇の解釈はまるっきり違ってきます。 僕はずばり鳩山が仕掛けたと思います。 その根拠ですが、 ?かなり前から辞任を考えていたこと。 ?その前から小沢とかなりの摩擦があったこと。 ?小沢との会談の後、鳩山が親指を立てるポーズをしたこと(おそらく小沢の首を取ったうれしさからなのか、菅直人への合図)。 ?その時の、小沢の苦虫をかみつぶした表情。 ?前原を初めとする反小沢グループのあまりの対応の早さ。矢継ぎ早に菅直人支持を打ち出し、反小沢の流れを作り出したこと。 ?翌日にも、菅直人が鳩山に会いに行き、立候補を表明したこと。 ?菅直人が「小沢氏にはしばらく静かにしてもらいたい」といった趣旨のことを発言したこと。 ?その後、小沢派が会合を開き、そこで小沢が激怒したこと。 ?小沢が異例とも言えるビデオを流し、その中で九月の民主党党首選に言及したことなど。 ?首相就任と同時に、民主党の要に反小沢の仙石・枝野などを決めたこと。 新聞などで報道された、こうした断片事項を重ね合わせると、僕にはどうしても鳩山が最後に小沢の首を取った(無理心中を図った)としか思えないのです。 そのクーデターを成功させるためには、菅直人や前原などと事前の打ち合わせができていたはずです。そうでないと、こんなに早く反小沢の流れを作り、新しい体制を作ることなど不可能だったはずです。 鳩山のあの親指のポーズは「辞任しなかったぞ」ではなくて、「小沢の首を取った」という、反小沢連合への合図ではなかったでしょうか? そこに鳩山という政治家のしたたかさを見たような気がしました。
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