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亀井大臣辞任| コメント(8)2010.06.11 |
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今日、突然、亀井大臣の辞任ニュースが流れてきました。
国民新党が郵政改革法案を通すために、国会の会期延長を要求していたのが、民主党内閣から拒絶されたからです。 僕はこの一連の騒動は菅首相と亀井大臣の演技であったように思えます。国民新党の本音はここで法案を通すことではなく、郵便局関連の人々に、これだけ国民新党はがんばったんだとアピールすることだったのだと思います。 そして、今度の参院選では、郵政改革法案を通すために、国民新党に力を貸してくださいと訴えるのです。 今国会で法案が可決してしまうと、郵便局関連の人々は、無理に国民新党に一票を入れる必要がなくなるからです。
民主党にとっても、会期延長をすることで、参院選が延期されたなら、荒井大臣の事務所費用問題など、また政治と金の問題でマスコミが騒ぎ出す可能性があります。民主党としては支持率が高い今、一刻も早く選挙をしてしまいたいはずです。 お互いの利害がかみ合って、今回の亀井辞任劇があったのです。国民新党は政権離脱をほのめかしていましたが、もとよりそんな気は全くなかったのです。政権から離脱したなら、法案を可決することができなくなり、参院選で敗退するのは目に見えているからです。
と、ここまではあくまで僕の推理ですが、政治は与えられた情報で、その裏の真相を考えるのが楽しいですね。
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首相交代劇32010.06.10 |
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「政治献金問題」
鳩山・小沢献金問題を、マスコミは連日騒ぎ立てました。 もちろん、献金疑惑を肯定する気はありません。ただマスコミの騒ぎ方には首をかしげざるを得ません。 今、政治に関しては抜本的な改革が必要だし、経済においては未曾有の危機だと騒ぎ立てたのは、ついこの間のことでした。 今私たちが一番知りたいことは、いつの間にか献金疑惑のために置き去りにされてしまった感が否めません。 マスコミはヒステリックな報道を繰り返すだけではなく、今何が一番肝心な問題なのかを冷静に判断すべきなのです。
検察の対応も首をかしげることがあまりにも多すぎました。 献金問題で突けば埃が出る議員は、いくらでもいるはずです。問題は誰が違法な献金をもらったかではないのです。党全体を考えれば、政権を担当していた自民党の方が間違いなく金まみれのはずです。 民主党は野党だったので、自民党に比べて利権と結びつくことは少なかったと言えます。 それなのに、衆議院選挙の直前に、なぜ鳩山・小沢の過去の献金疑惑を暴き立てたのかと言うことです。 特に、小沢一郎の場合、白か黒かが問題ではなく、真偽と関わりなく、選挙前にダーティなイメージを植え付けたなら、それで十分目的は達成できたのです。 事実、そのもくろみは成功したと言えるでしょう。 権力と癒着することによって、甘い汁を吸い続けた人たちにとって、小沢一郎はそれほどつぶさなければならない大きな存在だったのでしょう。 逆に言うと、小沢一郎は政治の裏まで知り尽くした男ですから、あらゆる妨害が自分の身に起こることを覚悟しながら、それでも政権交代を実現しようとしたのです。
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首相交代劇22010.06. 9 |
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「鳩山・小沢辞任劇」のストーリー
今回の辞任劇はまさにクーデターに近いものでした。僕なりの推理を書いてみようと思います(あくまで推理であって、事実は藪のなかです)。
まずこの辞任劇を仕掛けたのは、鳩山か小沢か。どちらの見方をするかで、この劇の解釈はまるっきり違ってきます。 僕はずばり鳩山が仕掛けたと思います。 その根拠ですが、 ?かなり前から辞任を考えていたこと。 ?その前から小沢とかなりの摩擦があったこと。 ?小沢との会談の後、鳩山が親指を立てるポーズをしたこと(おそらく小沢の首を取ったうれしさからなのか、菅直人への合図)。 ?その時の、小沢の苦虫をかみつぶした表情。 ?前原を初めとする反小沢グループのあまりの対応の早さ。矢継ぎ早に菅直人支持を打ち出し、反小沢の流れを作り出したこと。 ?翌日にも、菅直人が鳩山に会いに行き、立候補を表明したこと。 ?菅直人が「小沢氏にはしばらく静かにしてもらいたい」といった趣旨のことを発言したこと。 ?その後、小沢派が会合を開き、そこで小沢が激怒したこと。 ?小沢が異例とも言えるビデオを流し、その中で九月の民主党党首選に言及したことなど。 ?首相就任と同時に、民主党の要に反小沢の仙石・枝野などを決めたこと。 新聞などで報道された、こうした断片事項を重ね合わせると、僕にはどうしても鳩山が最後に小沢の首を取った(無理心中を図った)としか思えないのです。 そのクーデターを成功させるためには、菅直人や前原などと事前の打ち合わせができていたはずです。そうでないと、こんなに早く反小沢の流れを作り、新しい体制を作ることなど不可能だったはずです。 鳩山のあの親指のポーズは「辞任しなかったぞ」ではなくて、「小沢の首を取った」という、反小沢連合への合図ではなかったでしょうか? そこに鳩山という政治家のしたたかさを見たような気がしました。
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首相交代劇12010.06. 8 |
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菅直人新内閣が誕生しました。 11人の閣僚が再任ですが、幹事長、官房長官、政調会長、財務大臣と、内閣の要はことごとく交代、しかもまだ若くて政策通と、かなり期待の持てる布陣です。 今回のこの劇的な交代劇について、私なりに考えていることを、何回かに分けて書こうと思います。
まずは大きな流れでものを見ること。私たちは目先の個々の問題にとらわれがちですが、そのために俯瞰する視点を見失ってはいけません。 それは何かというと、戦後長い間自民党政権が続いたため、政官財の癒着がどうにもならないところまで来ていたということです。どんな水でも長い間流れないでいると腐敗を起こします。その中にどっぷりとつかっている自民党政権では改革はとうてい無理だと言うことです。
そのためには政権交代が今の日本には必要でした。ただし、政権交代をすると、今まで既得権益を得ていた人たちが死にものぐるいで妨害しようとするということは、織り込み済みのはずだったのです。彼らが官僚、マスコミ、検察などを巻き込み、世論を反民主へと誘導しようとすることは、最初から分かっていたことです。
もちろん鳩山首相を初めとする民主党政権の手法が稚拙だったことは否めません。だが、長年自民党政権であったために、実際にはふたを開けてみなければ、実態が分からなかったと思います。 当然混乱は起こるでしょう。それでも、私たちは国民は辛抱強く新しい政権を育てていかなければならないのです。なぜなら、ここで再び政権交代が起こったなら、私たちはもう二度と政権交代に夢を託すことはなくなり、日本は再生の道を閉ざされてしまうことになるからです。
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